将軍家の狩猟場だった・おとめ山(新宿区)
落合崖線に残されたおとめ山は標高約33m。このあたりは江戸時代、徳川将軍家の狩猟場で庶民の立ち入りが禁じられていたことに由来して「御留山・御禁止山」と呼ばれたそうです。大正時代に公園の西側に相馬家が屋敷を作り、日本初の公園デザイナー・長岡安平によって回遊式庭園が築かれました。のちに売却されましたが、地元の人たちの「落合の秘境」を保存したいという熱意によって、昭和44年(1969)に一部が新宿区立おとめ山公園として開園しました。園内には湧水の流れや池、樹林地、みんなの原っぱなど様々な自然があふれ、落合崖線からの湧水は「東京の名湧水57選」にも選定されています。
見どころ
おとめ山通りを挟んで両側が落合崖線の斜面緑地を利用して造られたおとめ山公園
弁天池
天気のいい日には亀の甲羅干しも見られる弁天池
ふれあい広場とみんなの原っぱを結ぶ林間デッキ
ピクニックもできるみんなの原っぱ
DATA
所在地/新宿区下落合2-10
アクセス/JR山手線・西武新宿線・東京メトロ東西線「高田馬場駅」下車
徒歩約7分、 JR山手線「目白駅」・西武新宿線「下落合駅」下車徒歩約10分
利用時間/年中無休 7時〜19時(4月〜9月)、7時〜17時(10月〜3月)
入園料/無料