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応募締切:令和5年9月20日(水)まで

江戸東京たてもの園は都立小金井公園内にある野外博物館。
文化的価値の高い歴史的な建造物を移築し、西・センター・東の各ゾーンで復元・保存・展示しています。

今回は、2001年に公開され日本のみならず世界的大ヒットアニメーション映画となった宮崎駿監督の不朽の名作『千と千尋の神隠し』です。物語は少女の千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まります。その迷い込んだ街のモデルの1つとなったのが小金井市にある「江戸東京たてもの園」です。

「江戸東京たてもの園」は、東京都江戸東京博物館の分館として都立小金井公園内に1993年に開園した野外博物館。現地保存が不可能な歴史的建造物を移築し文化的価値継承のために復元・保存・展示を行っています。開園時の復元棟数は12棟でしたが開園30年を迎えた現在は30棟あり、歴史的建造物を実物の大きさで見ることができる人気スポットです。

1927年に千代田区神田須田町に建てられた文具店「武居三省堂」は油屋で働く釜爺の仕事場のモデルとなっていて、釜爺がクモのように長い手を動かして薬草を取り出すシーンは、この武居三省堂の筆が入っていた〝引き出し〟がモチーフとして描かれています。また園内には千尋が迷い込んだ街のモデルの「下町中通り」もあり作品の世界観を楽しむことができます。

江戸東京たてもの園の東ゾーン

千尋が迷い込んだ街のモデルとなった下町中通りは江戸東京たてもの園の東ゾーンで見ることができる
写真提供/江戸東京たてもの園

江戸東京たてもの園

釜爺の薬箱のモチーフとなった武居三省堂(東ゾーン)の筆が入っていた〝引き出し〟
写真提供/江戸東京たてもの園

©2001 Studio Ghibli・NDDTM

©2001 Studio Ghibli・NDDTM

場 所

小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)

アクセス

・JR中央線武蔵小金井駅北口からバス5分
「小金井公園西口」下車徒歩約5分
「江戸東京たてもの園前」下車徒歩約3分
・西武新宿線花小金井駅南口からバス5分
「小金井公園西口」下車徒歩約5分

休園日/毎週月曜日(月曜日が祝日または振替休日の場合は、その翌日)、年末年始
入園料/一般400円、65歳以上200円、大学生320円、高校生・中学生(都外)200円、中学生(都内在住または在学)・小学生・未就学児童は無料
※最新情報は江戸東京たてもの園ウェブサイトをご覧ください。

作品概要

宮崎駿監督が原作・脚本を手掛け2001年に公開された長編アニメーション作品。2003年第75回米国アカデミー賞長編アニメーション賞受賞。2022年に舞台『千と千尋の神隠し』が上演され、2024年3月には帝国劇場で再演決定。神様たちが疲れた体を癒しにやってくる温泉町に迷い込んだ少女・千尋が新たに〝千〟という名を与えられ巨大な湯屋で働く〝成長と友愛〟の物語。

中倉隆道(Nakakura Ryudo)

元NHKアナウンサーでフリーになるとともにアニメ好きが高じて「アニメ研究家」として活動をスタート。年間300作品あまりのアニメを視聴研究しているアラフォーアニメ研究家。テレビやラジオなどのメディアでアニメに関する論評や『映像』『構成ストーリー』『音楽』など独自の目線での解説、アニメイベントの司会等も行っている。

このページのアーカイブ

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