

高台の品川神社境内に聳える・品川富士(品川区)
北品川の総鎮守・品川神社にある高さ約7mの富士塚「品川富士」は、明治2年(1869)に品川丸嘉講社(まるかこうしゃ)の信者約300人によって築造されました。品川神社は、源頼朝が文治3年(1187)に天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)を迎え、海上交通安全と祈願成就を祈られたことが創始とされ、徳川家康が関ヶ原の戦いの戦勝を祈願しに参拝したことでも知られています。また、明治元年(1868)には「東京と人々を守護する」東京十社の一社にも定められました。品川神社の龍の鳥居をくぐり、全53段の石段を進んでいくと、中腹のあたりで左手に登山道の入口が見えてきます。山道はゴツゴツとした溶岩に覆われていますが、2合目にある足の神様・猿田彦神社から5合目まではあっという間。そこから頂上までの道は急峻で鎖をつかまりながら登った山頂からの眺めは素晴らしく、京浜急行が走る姿や、その先の商店街(かつては海だった場所)、ビルの隙間から見えるレインボーブリッジが一望できます。浅間神社は登山口とは反対側の品川富士の麓に鎮座しています。毎年7月上旬に富士塚(品川区指定無形民俗文化財)の山開きがあります。
見どころ

品川神社拝殿

登山道の入口

山頂からの眺め

浅間神社

2合目の岩窟内から登山者を見守る役行者(えんのぎょうじゃ)と鬼

わらじを奉納した足の神様・猿田彦神社で健脚祈願

DATA
所在地/品川区北品川3-7-15
アクセス/京浜急行「新馬場駅」北口下車、徒歩約1分
JR「品川駅」から徒歩約15分
開放時間/終日開放
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