深まる秋の訪れを待つ・池田山(品川区)
目黒駅の東南にまたがる池田山は標高約29m。この付近の高台は、江戸時代から備前国岡山藩池田家の下屋敷があったことから「池田山」と呼ばれるようになりました。約3万8千平方メートルという 広大な敷地の下屋敷は、大崎村にあったことから「大崎屋敷」とも呼ばれていました。明治以降も池田家の屋敷として使用されていましたが、その後、分譲され都内有数の高級住宅地に姿を変えました。屋敷の一部を品川区が整備し、昭和60年(1985)に池田山公園として開園しました。池田山は、起伏に富んだ地形を生かし、高台から池をのぞき見るような形に造られた池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)で、四季のうつろいを感じられる落ち着いた佇まいがあります。園内を鮮やかに彩る紅葉を愛でながら、深まる秋を堪能できます。
見どころ
12月上旬から下旬にかけてが見ごろ
写真提供/しながわ観光協会
武家屋敷の名残を感じさせるつるべ井戸
見晴らしデッキの途中から池を望む
大きな石を積み上げた壁面をおちる滝
DATA
所在地/品川区東五反田5−4
アクセス/JR山手線・東急池上線・都営浅草線「五反田駅」下車徒歩約15分。
JR山手線・東急目黒線・都営三田線・東京メトロ南北線「目黒駅」下車徒歩約15分。
利用時間/7時30分〜17時(7〜8月は7時30分〜18時)
休園日/12月29日〜1月3日