

JR武蔵境の南口駅前にある 武蔵野プレイスは、
2011年7月にオープンした複合機能施設です。
図書館を中心とした施設は、子どもから大人まで、
ゆっくりと学べて寛げる場所となっています。
今回は、放送から10周年を迎えた人気TVアニメ『SHIROBAKO』です。アニメ制作現場で起こるトラブルやクリエイターの葛藤などアニメ業界の〝あるある〟が描かれた日常群像劇です。アニメ制作会社が多く集まる武蔵野市が舞台となる中、武蔵境駅前にある「武蔵野市立ひと・まち・情報 創造館 武蔵野プレイス」が幾度となく作中で登場します。
「武蔵野プレイス」は、図書館・生涯学習・市民活動支援・青少年活動支援などの機能を併せ持った複合機能施設です。18万冊収蔵した図書館だけでなく、ダンスや演奏などができるスタジオやカフェなどがあり滞在型図書館として市民の憩いの場所となっています。また楕円形の窓が並び丸みを帯びた白い建物はデザイン性が高く、撮影スポットとしても人気です。
作中では、主人公の宮森あおいが高校時代のアニメ同好会の仲間たちと悩みを分かち合ったり夢を語ったり調べ物をしたりするシーンなどで登場します。放送から10周年を迎えた2024年には作品とコラボしたデザインマンホールが武蔵境駅前に設置されるなど、10年経った今も作品の聖地として盛り上がっています。

作中に度々登場する「武蔵野プレイス」は楕円形の窓が印象的な白亜の建物

主人公のあおいたちが悩みを語り合った、武蔵野プレイス前の公園。丸みを帯びたスツールが設置されている


場 所
武蔵野市境南町2-3-18
アクセス
・JR中央線・西武多摩川線「武蔵境駅」南口下車、徒歩約1分
開館時間/9時30分~22時
休館日/水曜日(祝日にあたる場合は開館し、翌日休館)
※詳細は、「武蔵野プレイス」をご覧ください。
作品概要
2014年に放送されたアニメ制作スタジオ・P.A.WORKSによるオリジナルTVアニメ。5人の夢追う女の子を中心にアニメ業界にスポットを当てた作品で、アニメ制作の流れが丁寧に描写され、〝お仕事もの作品〟として業界内外から高い評価を得ている。第19回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品に選定(2015年)。

中倉隆道(Nakakura Ryudo)
元NHKアナウンサーでフリーになるとともにアニメ好きが高じて「アニメ研究家」として活動をスタート。年間300作品あまりのアニメを視聴研究しているアニメ研究家。テレビやラジオなどのメディアでアニメに関する論評や『映像』『構成ストーリー』『音楽』など独自の目線での解説、アニメ番組やイベントの司会等も行っている。
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