東京スカイツリータウン®内の
東京ソラマチ®5階・6階にあるすみだ水族館。
「近づくと、もっと好きになる」を コンセプトに、
約7,000点のいきものが展示されています。
今回は、2022年に放送され、日本のみならず世界のアニメファンから今もなお高い人気を誇るオリジナルTVアニメ『リコリス・リコイル』です。日本の治安を守るために危険分子を秘密裏に排除する秘密組織のエージェント「リコリス」として活動する、錦木千束(にしきぎちさと)と井ノ上(いのうえ)たきなの2人の少女が様々な事件に立ち向かう姿を描いた物語。東京スカイツリー®や錦糸公園など墨田区が主な作品の舞台として描かれ、中でも「すみだ水族館」は名シーンの舞台として登場します。
「すみだ水族館」の見所の一つは、東京都で唯一の世界自然遺産に認定されている小笠原諸島の美しい海の世界を表現した「小笠原大水槽」。水深6メートルの大水槽は、ボニンブルーと呼ばれる独特の濃く透き通った小笠原の海の色が再現され、シロワニやマダラエイなど約45種450点の魚が泳ぐ姿を楽しむことができます。
作中では、たきなが千束に心を開いていく重要なシーンで小笠原大水槽が描かれ、魚とチンアナゴのポーズをとりながら「さかなー」「チンアナゴー」と2人が叫ぶシーンは、たきなの笑顔も相まって印象深いシーンとなっています。
すみだ水族館は作中で千束とたきなが訪れた水族館のモデル。国内最大級の開放型水槽でペンギンを間近に見ることができる。
写真提供/すみだ水族館
千束とたきなの距離が一気に縮まったシーンに登場した小笠原大水槽
写真提供/すみだ水族館
場 所
墨田区押上1-1-2
東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F
アクセス
・東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」すぐ
・東武スカイツリーライン・東京メトロ半蔵門線・京成押上線・都営地下鉄浅草線「押上(スカイツリー前)駅」直通徒歩5分
作品概要
2022年に放送されたオリジナルTVアニメ。日本の治安を陰で守るエージェント「リコリス」を描いた世界観や秀逸なストーリー、細かく描写された作画などで高い人気を博し、全世界のアニメファンにより選出される「クランチロール・アニメアワード2023」では、「最優秀オリジナルアニメ賞」を受賞。舞台も人気を呼び、第2弾が今年6月公演予定。新作アニメーションの制作も決定している。
中倉隆道(Nakakura Ryudo)
元NHKアナウンサーでフリーになるとともにアニメ好きが高じて「アニメ研究家」として活動をスタート。年間300作品あまりのアニメを視聴研究しているアニメ研究家。テレビやラジオなどのメディアでアニメに関する論評や『映像』『構成ストーリー』『音楽』など独自の目線での解説、アニメ番組やイベントの司会等も行っている。