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応募締切:令和5年6月30日(金)まで

令和4年に創立150年を迎えた東京国立博物館は、
日本で最も長い歴史をもつ博物館。
質・量ともに日本一のコレクションを誇っています。

今回は、2006年に公開され平成の大ヒットアニメーション映画となった『時をかける少女』です。筒井康隆さんの原作SF小説から約20年後の同じ世界が描かれた〝タイムリープ〟をテーマとした作品で、公開から17年経った今も愛されている人気作。劇中では都内の様々な場所が描かれる中で、「東京国立博物館」は物語の要になる場所として登場します。

「東京国立博物館」は1872年に創設された日本で最も長い歴史をもつ博物館。コンクリート建築に瓦屋根を乗せ東洋風を強く打ち出した「帝冠様式」の代表的建築物として2001年に重要文化財に指定された本館をはじめ、表慶館、東洋館、平成館、法隆寺宝物館、黒田記念館の6つの展示館があり、所蔵品は約12万件と日本随一のコレクションを誇ります(2022年4月現在)。

作品では、主人公の紺野真琴の叔母で「魔女おばさん」と呼ばれている和子が働いている場所として本館が登場し、外観だけでなく大理石で作られた荘厳なエントランスホールや大階段は本物さながらの美しさで描かれています。

また展示室も物語において重要な意味をもつ美術作品が展示されるシーンで度々登場するので、ぜひ訪れて作品の世界にじっくり浸ってみてください。

東京国立博物館 本館(重要文化財指定)

主人公・真琴の叔母・和子が働いている場所として登場する東京国立博物館 本館(重要文化財指定)
写真提供/東京国立博物館

エントランスホール

大理石でできた階段が圧巻のエントランスホール
写真提供/東京国立博物館

©「時をかける少女」製作委員会2006

©「時をかける少女」製作委員会2006

場 所

台東区上野公園13-9

アクセス

JR上野駅公園口または鶯谷駅南口下車、徒歩10分、
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、徒歩15分。
京成電鉄京成上野駅下車、徒歩15分

開館時間/9時30分~17時(入館は閉館の30分前まで) 総合文化展観覧料/一般1,000円 大学生500円 休館日/月曜(祝休日の場合は翌平日) ※最新情報は東京国立博物館公式ウェブサイトをご覧ください。

作品概要

『時をかける少女』は2006年7月に公開された細田守監督が初めて手掛けたオリジナル長編アニメーション作品。世界各国の映画祭で賞を受賞するなど国内外で高評価を得た人気作。あるきっかけで過去に遡ってやり直せる〝タイムリープ〟という能力を身につけた主人公の高校2年生・紺野真琴の淡い恋の行方と心の成長が描かれた瑞々しい青春物語。

中倉隆道(Nakakura Ryudo)

元NHKアナウンサーでフリーになるとともにアニメ好きが高じて「アニメ研究家」として活動をスタート。年間300作品あまりのアニメを視聴研究しているアラフォーアニメ研究家。テレビやラジオなどのメディアでアニメに関する論評や『映像』『構成ストーリー』『音楽』など独自の目線での解説、アニメイベントの司会等も行っている。

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