「技術研修」の仕事
職員の技術力向上を図る研修を企画・実施し、
人材育成に取り組んでいます。
技術研修の業務について教えて
技術研修担当では、主に技術系職員(土木職、電気職)の育成を目的とした研修を企画・実施しています。令和4年度は、技術系職員の業務遂行に必要な技術力の維持・向上を目指し、約40講の研修を実施する予定です。技術研修は、「基礎コース」、「実務コース」、「専門コース」で構成し、基礎知識から高度な専門知識まで、職員のレベルに応じた研修を実施することにしています。これにより、若手職員からベテラン職員まで、全ての職員の業務遂行力の維持・向上を図っています。また、公社は東京都の政策連携団体であるため、蓄積した知識・ノウハウを社会に還元しています。その一環として、区市町村にも技術研修を提供しており、令和3年度には延べ656人の区市町村職員が公社職員と一緒に研修を受講しています。
研修風景
技術研修業務の特徴は?
技術研修業務の特徴は、実務をベースにした公社独自の研修であり、年間約40講もの技術研修の企画から実施に向けた連絡調整、研修当日の運営までの全ての工程に携わっている点です。そのため、職員のニーズに沿った研修の企画開催や、年度途中に新たな技術研修を追加して開催することができます。また、講師との事前調整の中で、職員の要望に合った講義内容をカリキュラムに組み込むことなどを協議し、職員のニーズとのズレが生じないよう、細かく調整しています。令和4年度から新たな研修実施方法として、「ハイブリッド型研修」を導入しました。「ハイブリッド型研修」とは、従来の実施方法である本社で行う集合研修と、Zoom・Microsoft Teams等のウェブ会議システムを活用したオンライン研修を同時に開催する研修方法です。これにより、出先事務所での受講や在宅勤務時の受講など、業務の都合や職員個人の働き方に合わせて研修を受講できるようになりました。
大変なことや工夫したことは?
研修前日は、会場設営とリハーサルを行っています。令和4年度からは、オンラインでも研修が受講できるようになったため、音声や映像が届くか等、細かく確認や調整をしています。研修当日は、受講方法によって研修の効果に差異がないようにするため、チャット機能を利用し、積極的にオンライン受講生と意思疎通を図る等、臨機応変に対応しています。より良い研修を職員に提供できるよう、模索しながら運営しています。
企画から実施に向けて綿密に打ち合わせ
今後の予定について
今後、技術研修では、道路の設計・電線共同溝についての研修、資格取得に向けた研修等、様々な研修を計画しています。また、職員から要望の多いCAD研修についても開催に向け調整をしています。職員がこれまで習得した知識や経験を培うと共に、さらなる技術力向上に繋がる研修が開催できるよう、これからも尽力してまいります。