公社が協力している東京都の「東京ふれあいロード・プログラム」は、ボランティアによる快適な道路環境づくりを目指し、道路の清掃や植栽の手入れなどの道路美化活動を、地域住民の協力や地元自治体、企業団体と東京都が協力しあって進めていくものです。
訪問団体60
青少年対策小河内地区委員会 (奥多摩町)
子どもたちにボランティア精神が
芽生えた大切な活動。
地域と協力できる活動にしたい。
青少年対策小河内地区委員会は、青少年の健全な育成を目的に長年活動しています。会員は地域の0歳から18歳までの子どもとその保護者です。
活動のきっかけは、現在手入れをしている花壇がすごく荒れていて、子どもたちと一緒に美化活動をしたいとの思いからです。そんな時に、西多摩建設事務所の奥多摩出張所で「東京ふれあいロード・プログラム」のことを教えてもらいました。補助金制度もあり、2つの花壇の手入れができることを知り、平成28年6月に「東京ふれあいロード・プログラム」に認定していただきました。参加した子どもたちは、みんなで集まれる機会を楽しみながら、公共の花壇の手入れや掃除をすることで、少しずつボランティア精神が芽生えていきました。これはとても大きな成果だと思っています。
地域の方から「よく手入れがされていてきれい」と声をかけていただくこともあり、花壇を通して自然と地域の皆さんとのコミュニケーションが始まりました。令和2年度には、建設局長賞を受賞することができ、地道に続けることの大切さをひしひしと感じています。
今回の花植えには、奥多摩町の「地域おこし協力隊」の有志が参加してくれました。これから私たち町民と行政がもっと協力しあえる良いきっかけになっていくのではないかと期待しています。
青少年対策小河内地区委員会
委員長 古屋文恵さん
子どもたちの活動から地域の活動へ
子どもたちの美化活動としてスタートしましたが、子どもたちが少なくなってきています。今後は老人会の方たちと結びつきながら、地域の活動に広げて、子どもとお年寄りとの交流ができる活動にしていけたらと思っています。そのためにもこの花壇に季節ごとにきれいな花を咲かせていきたいです。
青少年対策小河内地区委員会
花壇担当 広報係 坂村徳子さん
活動の愛称・小河内中山フラワーズ
この活動は小河内支部と中山支部が一緒に始めましたので、それを残しておきたくて、ジャンパーの背中の文字は、「小河内中山」としました。「フラワーズ」は、花壇の活動だとわかるようにです。季節ごとにきれいな花をこの花壇に咲かせているのが私たちだと、地域の皆さんにアピールしてくれています。
主な活動内容
国道411号(青梅街道)奥多摩町 川野 深山橋付近の2つの花壇の植栽、草取り、歩道清掃。月に1~2回実施。