公社が協力している東京都の「東京ふれあいロード・プログラム」は、ボランティアによる快適な道路環境づくりを目指し、道路の清掃や植栽の手入れなどの道路美化活動を、地域住民の協力や地元自治体、企業団体と東京都が協力しあって進めていくものです。
訪問団体59
秋田緑花農園癒しの道ボランティア部(東久留米市)
活動を通して若い世代に
道をきれいにすることの
大切さを伝えていきたい。
秋田緑花農園癒しの道ボランティア部は、平成28年度に「東京ふれあいロード・プログラム」に認定されました。活動エリアとなっている都道新宿青梅線5号(新小金井久留米線)が開通し、広くてきれいな歩道、左右に麦畑が広がる美しい景観が生まれました。でも、しばらくするとタバコや飲み物の缶などが捨てられるようになるのを見て「地域のために役立ちたい」と考え「東京ふれあいロード・プログラム」に参加しました。名称にボランティア部と付けたのは、地域の人たちと一緒にきれいな道にしたいという思いからです。
活動は道路の両側の歩道で、植樹帯のツツジやヤマボウシの土壌改良、草取りと清掃などの管理維持です。土壌改良は年3回ですが、草取りや清掃は1週間に2回ほど。若い人たちがそれを見て、気が付いた時に草取りやゴミ拾いをしてくれるようになりました。
青々とした麦畑、黄金色に輝く麦秋の景色を見て「素敵な景色ですね」と声をかけてくれる人も増えてきました。令和2年度の建設局長賞の受賞も活動の励みになっています。活動を通して若い人たちに道路をきれいにすることの大切さを伝えていければと思っています。そして道路環境を守っていくためには、市民と行政の連携が重要であることを実感しています。
安全のために三角停止表示板を置き、作業をしていることがわかるようにします
いつもきれいな道路は気持ちが良いです。
花も木も「きれいに咲かせたい」「成長してほしい」と愛情を注いで大切に育てていくと、必ず応えてくれます。
小さな草も残さないように!
最後は竹ぼうきで仕上げます。
秋田緑花農園癒しの道
ボランティア部 代表 秋田貞夫さん
若い世代にバトンを繋ぐことが大切
活動で大切なことは継続することです。そのためにも若い人たちにしっかりとバトンを繋いでいく、それが私たちの役目だと思って活動を続けています。最近は道行く人たちが「ご苦労様!」と声をかけてくれて世間話をしていく人も増え、いろいろな考えを聞けるので、自分自身の勉強にもなっています。
秋田緑花農園癒しの道
ボランティア部 副代表 秋田茂良さん
成果が見える活動を継続していきたい
活動を通じてちょっと感動したのは、小学生や中学生など、普段あまり畑に興味のない子どもたちが「あ、麦畑がきれいだね」と言って通ることです。「麦畑がきれい=道路がきれい」に繋がり、活動の成果が見えると嬉しいです。代表たちの「地域の人たちと一緒に…」という思いをしっかりと受け止め、活動を継続していきたいです。
主な活動内容
都道新宿青梅線5号(新小金井久留米線)東久留米市南町一丁目10番~二丁目3番地先の歩道の植樹帯の土壌改良年3回、週2回の草取り・清掃。