道路見学ツアーを開催!
(公財)東京都道路整備保全公社は、東京都建設局、(公財)東京都公園協会、(公財)東京都慰霊協会等のご協力のもと、普段なかなか見ることのできない都内の道路関連施設や道路建設工事現場などを見学する道路見学ツアーを企画・運営しています。令和7年9月26日(金)、10月1日(水)、11月11日(火)・19日(水)、12月3日(水)に、抽選で選ばれた皆さんが参加して道路見学ツアーを開催しました。
令和7年9月26日(金)
環八 井荻トンネル見学ツアー
地域のランドマークとなっている井荻トンネルの換気塔
井荻トンネルは、延長1,263mに及ぶ都市トンネルです。環状八号線 井荻地区の慢性的な渋滞を緩和することを目的に建設され、平成9年(1997)に開通しました。東京都道路整備保全公社は、開通当初から井荻トンネルの管理業務を東京都から受託しています。東京都第三建設事務所の担当者と公社職員からの説明、ビデオの視聴後、施設を見学しました。
監視室
トンネル内に設置された監視カメラで24時間365日監視
トンネル監視制御設備
井荻トンネル模型
トンネル整備当時作成された模型。トンネルの全体像や整備経過を音声と動きで説明
非常用発電設備
停電に備えて設置されている非常用発電設備は、船舶規模のディーゼルエンジンを使用。すぐに起動できるようにプレヒーティングされています。
ポンプ室
360トンの水を常時蓄える消火水槽を設置。トンネル内の火災時、消火ポンプを起動し、水を消火栓・水噴霧設備等に供給します。
排風機
トンネル内を換気するため、交通量や一酸化炭素濃度等の計測データを元に排風機とジェットファンを適正に運転しています。
排風機の内部
除じん装置
たくさんの除じんフィルターが並べられた除じん装置。トンネル内を走行する車の排気ガスは除じん装置でろ過され、排風機、消音装置、換気塔を通って、きれいな空気となって外へと排出されます。
トンネル内車道
非常口扉から井荻トンネル内の車道を覗き、間近に走行する車両を見学
地上非常口
地下2階から非常時に使用する避難通路を通り、地上にある非常口を見学
令和7年10月1日(水)
隅田川橋梁(水上バス乗船)と復興記念館見学ツアー
東京都復興記念館と東京都慰霊堂
東京都慰霊堂
設計は築地本願寺などを手がけた日本の近代建築の第一人者・伊東忠太です。
東京都慰霊協会職員からビデオを交え建設の経緯や建物についての説明がありました。
関東大震災の状況を描いた絵画や戦時中の写真を展示しています。
東京都復興記念館
関東大震災100年事業の一環で、令和5年(2023)9月に改装が完了しました。館内の1階に関東大震災、2階には東京大空襲の状況を今に伝える遺品や写真、貴重な資料などが展示されています。
2階の油絵展示室
東京市五千分の一模型
隅田川橋梁(水上バス)
隅田川の最下流に架かる築地大橋
隅田川の橋梁群めぐり
(青文字は関東大震災の復興事業で架けられた橋)
白鬚橋→桜橋→言問橋→吾妻橋→駒形橋→厩橋→蔵前橋→両国橋→両国大橋→新大橋→清洲橋→隅田川大橋→永代橋→中央大橋→佃大橋→勝鬨橋→築地大橋
両国リバーセンターから乗船
船内では東京都建設局道路管理部職員から隅田川に架かる橋の特徴や歴史の説明を受けました。
ドイツ・ケルンの吊り橋をモデルにした清洲橋(国指定重要文化財)
水位が高かったためしゃがんで通る橋も!
令和7年11月11日(火)・19日(水)
街路樹ツアー
~丸の内界隈に秋の街路樹を訪ねる~
日比谷公園
松本楼前の首賭けイチョウ。公園開設まで日比谷見付(現・日比谷交差点)付近にあったものを公園の設計者・本多静六博士が「私の首を賭けても移植を」と、今の場所に移動したことからこの名で呼ばれるようになりました。
高橋講師より街路樹や樹木についての説明を受けました。
東京都建設局公園緑地部の職員から東京都の街路樹の役割と維持管理についての説明。
空が割れたように見えるクラウンシャイネス
雲形池にある鶴の噴水
昭和41年(1966)に植えられた東京都の木(イチョウ)
丸の内・大手町地区
昭和57年(1982)に都内で初めて造られた公園と道路が一体化した緑化道路。多様な樹木と藤棚が一体となっています。
十月桜は八重の花が咲きます!
車道を減らして歩道を広くした丸の内仲通りは、ケヤキなどが植えられています。
歩道に展示されたパブリックアートも見どころとなっています。
大手町の森はヒートアイランド現象を緩和するクールスポットになっています。
東京駅から皇居に向かう行幸通りのイチョウ並木
街路樹発祥の碑(内堀通り・大手町タワー前)
令和7年12月3日(水)
環2 築地虎ノ門トンネル見学ツアー
土地有効活用のため、トンネルの上に建てられた築地換気所。地上3階、地下3階の構造になっています。
築地虎ノ門トンネルは、延長約1.84kmに及ぶ都市トンネルです。環状第2号線(全長約14km)のうちの虎ノ門、新橋、汐留、築地を結ぶトンネル区間で、令和4年(2022)12月に全線開通しました。東京都道路整備保全公社は、施設管理業務を東京都から受託しています。東京都第一建設事務所の担当者と公社職員からの説明、開通式典のビデオを視聴後、施設を見学しました。
監視室(3階)
トンネル内の情報をCCTVモニター等により24時間体制で監視する監視室。モニターごとに区間を決めて、監視するカメラは順次切り替えられています。
再開発が進められている広大な築地市場跡地
電気室(2階)
6,600ボルトの電圧を変圧して、トンネル内の各種設備に電気を送っています。
非常用発電機(1階)
電力会社からの電力供給が停止した場合、重要な施設へ電気を送るディーゼル発電機。一般住宅なら100軒分を賄える500kVAで、少なくとも24時間運転できる能力があります。
■地下3階
排風機
電気集じん機できれいになった空気を吸い込んで、換気塔の上部へ送り出す巨大な扇風機。
ポンプ室
トンネル内に溜まった雨水等を排水槽に溜め、排水ポンプで下水道に流しています。
消音装置
排風機で送り出された空気から発生する風切り音やモーター音等の騒音を吸収・低減しています。
消音装置
電気集じん機
トンネル内を走行する車の排気ガスに含まれる煤塵(SPM)等を除去します。
■汐留非常口
景観に溶け込むかまぼこ型のデザイン。停電時でも動作するよう、電源を使わずにおもりにより扉が開放され、同時にアナウンスが流れるようになっています。
※通常は24時間、排風機を運転しているため中には入れません。
道路見学ツアーに参加してみませんか?
(公財)東京都道路整備保全公社では、道路見学ツアーの参加者を募集しております。参加方法等、道路見学ツアーに関する情報については、道路見学ツアーのWEBサイトをご覧ください。
問い合わせ先:(公財)東京都道路整備保全公社 総務部公益事業課連絡調整担当 03-5381-3380
皆様の参加をお待ちしています!
道路見学ツアーは、道路整備・維持管理の重要性について都民の皆様に知っていただくため、東京都建設局等の協力を得て開催しています。
今回で3回目の開催となった「環八 井荻トンネル見学ツアー」、「環2 築地虎ノ門トンネル見学ツアー」では、実際にトンネルの現場を見ていただくことで、安全で快適な通行のためには、日々の業務がいかに重要であるかをご理解いただく機会になったものと思っております。今後も都民の皆様にご満足いただけるツアーを企画し、安全に楽しく実施していく予定です。
(公財)東京都道路整備保全公社 公益事業課長 竹澤 康
