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御祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)で
パワースポットとしても有名です!

今回は、今なお色褪せない青春映画の金字塔として映画史に刻まれているスタジオジブリ作品『耳をすませば』です。1989年に少女漫画雑誌「りぼん」で連載された不朽の名作が1995年にアニメ映画化され、10代の甘酸っぱい青春を描いた名作アニメ映画として今なお根強い人気を誇っています。作品の舞台は多摩ニュータウンの北端に位置する聖蹟桜ヶ丘。劇中何度も登場する「いろは坂」や、坂を上りきった場所にある小さな祠「金比羅宮」は作品の聖地としても知られています。

江戸時代の中後期に創建された「金比羅宮」は、地元の有力者によって四国の金刀比羅宮から勧請したのが始まりとされています。当時の社殿は、壮麗な彫刻が施された見事なものでしたが、1958年火災によって焼失し、その後付近一帯の開発に伴い60メートルほど移動した現在の場所に再建されました。

劇中では、読書が大好きで恋愛に無関心だった主人公の月島雫が幼なじみの杉村から思いがけず告白されるという重要なシーンで登場し、ここから雫の〝恋もよう〟が動き出していくのです。境内にはこのシーンにちなんだ「恋みくじ」が設置され作品の雰囲気を楽しむことができます。

鳥居

金比羅宮は、主人公の雫が杉村から告白されたシーンで使われている

石段

映画のシーンで印象的な石段

耳をすませばのシーン

場 所

多摩市桜ケ丘1-54-4

アクセス

京王線聖蹟桜ヶ丘駅より
徒歩約12分。京王バス永山駅行き
「浄水場前」下車、徒歩約5分

作品概要

『耳をすませば』は1995年7月に公開されたスタジオジブリ作品で、第13回ゴールデングロス賞・最優秀金賞受賞。読書が大好きな中学3年生の月島雫が、図書館で借りた本の貸し出しカードに必ず載っている天沢聖司と出会い、子どもから大人へ移り変わる多感な時期に、将来に悩み、恋に悩む少年少女の心模様が描かれた青春ストーリー。2022年10月14日には、清野菜名と松坂桃李ダブル主演で、原作を再現した〝あの頃〟と完全オリジナルの〝10年後〟の物語も加わった実写映画が公開予定。

中倉隆道(Nakakura Ryudo)

元NHKアナウンサーでフリーになるとともにアニメ好きが高じて「アニメ研究家」として活動をスタート。年間300作品あまりのアニメを視聴研究しているアラフォーアニメ研究家。テレビやラジオなどのメディアでアニメに関する論評や『映像』『構成ストーリー』『音楽』など独自の目線での解説、アニメイベントの司会等も行っている。

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