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応募締切:令和4年7月31日(日)まで

僕を育ててくれたFC東京と
味の素スタジアム

昨年9月にFC東京に戻って来ました。ヨーロッパに飛び立ってイタリア、フランス、トルコでプレーをして11年経ちました。久しぶりの味の素スタジアム、FC東京は、僕のプロサッカー選手としての原点であり、育ててくれた大好きな場所。ここに帰って来られたことを嬉しく思っています。僕の中で調布市といえば味の素スタジアムなんです。僕のプレーを見て「熱量があってメンタルが強い」と思われているようですが、不安になる時や辛さ、怖さを覚えることもあり、実はメンタルが強いとは思っていないんです。ヨーロッパでの11年間はとても厳しい環境の中で戦い、上手くいかない時のネガティブな出来事をどう処理するか、どうコントロールするか……僕らの世界は結果が全てですからね。そういう部分で強さも覚えたし、上手くいかない時に壁を乗り越える方法も自分なりに学んだのかなと思っています。

親元を離れて頑張れたのは、
送り出してくれた母への思い

福岡県の東福岡高校に進学して初めて親元を離れて3年間の寮生活を送りました。母がひとりで3人の兄弟を育ててくれている中で、私立の寮に入れるということは経済的にはかなり厳しい状況だったはずです。それでも母は僕を送り出してくれたので「授業でも部活でも誰よりも努力をして絶対に結果を残したい」、そんな思いが強かったです。寮生活は充実していました。僕はとにかくストイックで、他の部員がカップラーメンやお菓子を食べていても、我慢して食べない……そういうちょっと苦しいというか我慢の思い出も多いですね。

東京でも温かく、
心安らぐ場所に出会えた

明治大学に進学して、東京で生活をするようになって、まず驚いたのは人の多さとスピード。中学まで過ごしていた愛媛では、電車は1時間に1本くらいしか来なかったんです。でも東京は、次々にやって来てしかも満員じゃないですか。実際に乗ってみると「ここまでギューギュー詰めで乗るんだ!」と驚きの連続でした。電車だけでなく、みんな歩くのが速くて、何だか時間が速く進んでいるような感覚がありました。 明治大学八幡山グラウンドには、自転車で通っていました。東八道路からスタートし、京王線の仙川駅あたりで甲州街道に出るのですが、練習前に30分ほどの自転車は、いいウォーミングアップになっていました。今も自分が通っていた道を通ると当時の思い出が色々蘇って「うお〜っ」と感動します。大学時代は、八幡山駅近くの定食屋に毎日のように通っていました。チームのメンバーともよく行きましたね。ハンバーグ定食が美味しくて、練習後にお腹も心もすごく満たされました。家族と離れた東京で、温かく心安らぐ場所を見つけるのは難しいと思っていたのですが、東京にもあったんです。食堂のおばちゃんとおじちゃんにはすごく可愛がってもらいました。

妻や家族の支えがあったから、
今の僕がいる

結婚してからは精神状態も含めて、間違いなく、家族に支えられています。外に一歩出ると勝負の世界が始まるので、家でリラックスできないと潰れてしまいます。そういう意味でも妻や家族の優しさに支えられています。当たり前かもしれませんが、子どもが3人いて子育ても大変な妻の負担をどれだけ減らせるかというのは、やっぱり常に考えていますね。妻も僕も温泉が大好きなので、自由に外出できるようになったら温泉旅行に行きたいです。東京にも自然と温泉が楽しめる場所があるので、癒されに行きたいですね。そして、今年はワールドカップが開催されます。自分としては選出されると、4回目の出場になるので、最高の形で臨みたいです。FC東京では、タイトルを獲ることを目標にプレーしたいと思っています。

私の応援歌

清水翔太さんの「HOME」が僕にとっての応援歌的な曲だと思っています。2011年にアジアカップで優勝した時にずっと聴いていたので、すごく心に残っています。今でもここ一番、モチベーションを上げたい時に聴いています。

Nagatomo Yuto

1986年9月12日生まれ。愛媛県西条市出身。
170cm/68kg。豊富な運動量と抜群のスピードを兼ね備えたサイドバック。東福岡高等学校→明治大学→FC東京→ACチェゼーナ→インテル(以上イタリア)→ガラタサライ(トルコ)→マルセイユ(フランス)を経て、2021年9月に完全移籍でFC東京に復帰。背番号5。J1通算82試合出場5得点。国際Aマッチ出場134試合4得点。

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