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応募締切:令和5年3月20日(月)まで

声優を目指したきっかけ

下野 色々なアニメが好きだったのですが、特に、どんな状況でもニコニコしている「無責任艦長タイラー」の主人公・タイラーというキャラクターに憧れました。タイラーを好きになったから、声優という楽しそうな仕事をしている人たちがいることを知り、中学生の頃から声の仕事を目指すようになりました。
松岡 正直な話、子どもの頃から車が大好きで、将来は自動車の整備士になりたかったんです。それと、アニメのキャラクターの声ってすごくいい声なので、パソコンか何かで人工的に作っているんじゃないかと思っていました。
下野 そんな技術が当時にあったとしたら、逆にすごいね(笑)。
松岡 そんな感じだったのですが、中学生の頃に友だちから「これすごく面白いから、観てみろよ」と言われて観たのが「新世紀エヴァンゲリオン」の「最後のシ者」。エヴァで石田彰さんが演じている渚カヲル君という役と出会い、本当に演じている人がいたんだと……石田さんがいなかったら、多分、僕、ここにいないですよ。エンディングクレジットで石田さんの名前だけ覚えました。
下野 声優を目指す劇的な出会いがあったんだね。
松岡 出身地の北海道で声優養成所の体験入学みたいなものに1回行ったことがあるのですが、その時の先生がはっきりものを言う方で、今でも覚えているんですけれども「東京に出ないと無理だよ!」と。それで上京を決めたんです。
下野 いや〜、先生、ハッキリ言ったな!今でこそ声優の養成所はオンライン授業ができたりしますが、その当時はまだパソコンは主流じゃなかったんですよね。

東京で印象に残っている街・道

下野 新宿は大人の街という印象があって、学生時代に遊びに行くのは池袋までだったのですが、養成所に入ってからは新宿がメインの街になっていきましたね。人生で初めて〝歩く歩道〟を見たのも新宿だったと思います。
松岡 僕もやっぱり新宿、池袋が印象的ですね。北海道から上京して最初に住んだのが池袋だったのですが、一番びっくりしたのは歩道橋。歩道橋から見た景色に「うわ〜!」と思わず声を出すほど圧倒されました。ビルもあるけれど、今と違って排気ガスって本当に目に見えるんだと思いました。
下野 新宿もそうですけど、昔に比べると道は整備され綺麗になっていますよね。綺麗になってほしいと思う反面、昔よく行っていた思い出の場所がなくなっていく寂しさもあります。渋谷によく行く僕も、行くたびに「この道がなくなっている」、「この道今までと違うところに繋がったの?」と思うことが頻繁にありますね。
松岡 本当に東京ってかなり様変わりしているなと思いますね。

出会った時の印象

下野 初めて会ったのは新宿でやった新人歓迎会だったかな。
松岡 そうですよね。あの時、下野さんって、かっこいいなと思ったんです。
下野 ほんと、言うようになったね(笑)。あの当時の君はそんなこと言えるような子じゃなかったじゃん。
松岡 今でも「生き様がかっこいいな」と思っていますし、個人的にはムードメーカーだと思っているんです。なので下野さんがいるだけで安心して現場がしまってくるような感じです。その思いは一番最初に出会った頃と変わっていないですね。それと下野さんって、面倒見のいい先輩なんです。
下野 新人歓迎会の前に事務所の人から「下野君みたいな子が入ったよ」と言われたんです。僕は今でこそ色々な仕事をやらせてもらっていますが、元々人前で何かを表現するということが得意なほうではないんです。だから松岡も自分の思っていることを言葉にするのが得意じゃないのかなと思った。でも芝居に関してすごい速度で成長していて、芝居で圧倒されることが多くなっているから、 これからも楽しみでしょうがないですね。

今後の楽しみな作品

下野 4月から始まる「Lv1魔王とワンルーム勇者」のレオ役が決まった時は「やった〜!」と思いましたね。僕らの仕事はオーディションでゼロか100なんです。僕は松岡や色々なキャストの方たちと一緒にやれるので、随分と骨太な作品になりそうだなという気はしましたね。色々な意味で全力を尽くせる作品になりそうです。
松岡 僕もフレッド役に決まった時は、「よし、次もやろう!」という感じで、やっぱり気合が入りましたね。自分のやりたいことは全部できると思いましたし、キャスト表を見て、主役のマックスが中村悠一さんだと分かった時には、すごい安心感と同時に「ちょっと胸を貸していただきます」と思いました。
下野 熱い戦いになりそうな予感がしています。

気分転換はゲーム!

下野 朝は爽やかな役、夜や夕方にちょっと悪役、次にナレーションなどをする時に、自分の中で一回リセットが必要なのですが、そのツールとしてゲームは良いと思っています。色々試してみたのですが、気持ちを瞬時に切り替えられるのがゲームでした。やっぱりリラックスできる方法は大切だよね。
松岡 ゲームは一人でもできるしツールを使ってみんなでも楽しめるから、確実に息抜きになっています。コロナ禍になってからはオンラインゲームを再開しました。

これからやってみたいこと

下野 声優という職業も仕事の幅がどんどん広がっているんです。抱負というか、野望ですが、声優とは違ったこともやってみたいですね。ずっと叶っていない富士登山もしたいんです(笑)。
松岡 これからも色々な役に挑戦し続け、臨場感のある表現をしていきたいと思っています。

Favorite Song

下野紘
エレファントカシマシさんの「今宵の月のように」は30歳を超えた頃からよく夜に口ずさむようになった。疲れている時に歌い切ると「明日も頑張らなくちゃ」と思えて、気持ちを切り替えられる曲なんです。

松岡禎丞
アニメ・GTOのオープニング曲でラルク アン シエルの「Driver's High」が今も好きです。心が楽になって、背中を押されるのでなく一緒に「行こうぜ!」と言われている感じになる。聴くと、元気がもらえる曲です。

Shimono Hiro

4月21日生まれ、東京都出身。2001年、ゲーム「リリーのアトリエ〜ザールブルグの錬金術士3〜」のテオ・モーンマイヤー役で声優デビュー。ファンが選ぶ最も活躍した声優に贈られる「声優アワード」に2021年、2022年と2年連続受賞。これまでに「鬼滅の刃」の我妻善逸役、「進撃の巨人」のコニー・スプリンガー役、「僕のヒーローアカデミア シリーズ」荼毘役などをはじめ、人気作品のキャラクターを多く演じている。2023年放送開始予定のTVアニメ「Lv1魔王とワンルーム勇者」ではレオ役を担当。

Matsuoka Yoshitsugu

9月17日生まれ、北海道出身。2009年に「東のエデンのAKX20000役で声優デビュー。2011年「神様のメモ帳」の藤島鳴海役で初主演をし、第6回声優アワード新人男優賞受賞、2016年には第10回声優アワードで主演男優賞を受賞。これまでに「ソードアート・オンライン」のキリト役、「鬼滅の刃」の嘴平伊之助役、「食戟のソーマ」の幸平創真役などをはじめ、人気作品のキャラクターを多く演じている。2023年放送開始予定のTVアニメ「Lv1魔王とワンルーム勇者」ではフレッド役を担当。

「Lv1魔王とワンルーム勇者」

2023年放送開始!

下野さんと松岡さんの新作「Lv1魔王とワンルーム勇者」が2023年に放送を開始します。
最新情報は公式サイトをご確認ください。
公式サイト https://lv1room.com

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