木で覆われた集落のような5つの建物は
公園の緑に溶け込むように佇んでいます。
一見、何だろうと思うこの建物は、実はトイレです。
それぞれの個室はウッドチップが敷かれた小道で繋がり、
通り抜けられるようになっています。
小さな子どもの手を引く人、ベビーカーを押す人など、
いろいろな人たちが「森のコミチ」を訪れます。
鍋島松濤公園トイレ「森のコミチ」(デザイン:隈研吾)
新国立競技場を手がけた日本を代表する建築家・隈研吾氏は、
和の素材を近代的な技法で活かす「和の大家」。「森のコミチ」は個室が5つに分棟され、
子育てや車いすなど多様なニーズに対応できるようになっています。
日本財団が渋谷区の協力のもと実施する「THE TOKYO TOILET」プロジェクトの1つで、
世界で活躍する建築家やデザイナーが参画し、
誰もが快適に使用できる公共トイレを区内17カ所に設置します。
https://tokyotoilet.jp/
DATA
場所/渋谷区松濤2-10-7
アクセス/京王井の頭線「神泉駅」北口から徒歩約7分