主要な幹線道路などに架かる橋梁を
予防保全型管理の視点から寿命を
100年延命させるため
「橋梁の長寿命化事業」を
実施しています。
公社では、様々な事業を行っています。このコーナーでは、公社の事業の仕組みと合わせて、公社の部署とそこで働く職員にスポットを当てながら、公社の仕事をご紹介していきます。
「橋梁の長寿命化事業」の仕事
橋梁の長寿命化事業について教えて
東京都が管理する橋梁は、高度経済成長期に集中し建設されており、将来の更新(架け替え)時期が集中することが考えられます。架け替えを行うには仮橋の建設・既存橋梁の撤去・新たな橋梁の新設等とコストが大きくかかるとともに、多くの時間を要することから、地域住民への影響も少なくありません。橋梁の長寿命化とは、そのような状況を回避すべく定期点検の結果から劣化予測を立て、適時、適切な補修を施工することで、寿命を100年延ばす取り組みです。公社では現在、主要幹線道路に架かる五つの橋梁について東京都から受託し、長寿命化事業を実施しております。
仕事を進めるうえで注意していることは?
私は、工事監督の業務を担当していますが、実際に長寿命化工事の現場が始まると様々な課題に直面します。具体的には、当初予定していた補強部材が取りつかない、鉄筋が過密となり配筋することができない等です。一人で抱えこみ答えがでるまでに時間を要すると、現場が進まなくなるため、悩まずに先輩、上司に相談して課題解決に取り組むよう心がけています。
仕事のやりがいはなに?
橋梁の長寿命化工事は大規模ですが、公社では自身が主体となって取り組める環境にあります。また、長寿命化工事の内容は橋梁ごとに異なることから、日々知識の習得が必要となります。得られた知識を現場で活用し、様々な課題を解決しながら、構造物が完成するまでのプロセスを経験出来るので、大きな達成感とやりがいを感じます。
今後の意気込みについて
橋梁の特殊性・専門性に関わる知識を身に付け、現在の業務を推進させるとともに、無事故・無災害で工事が完了するよう引き続き監督業務を行っていきます。 また、公社では長寿命化事業以外にも様々な事業に取り組んでいます。視野を広げ、幅広い分野で活躍できる人材になるよう業務に取り組んでいきたいと考えています。