大地から突き出て空に向かう彫刻刀のようなオブジェは
目の覚めるような赤色の円筒と銀色に輝く四面体で構成されています。
重量感のある四面体は、空気の流れや人が触れると
微妙に揺れ動き、目に見えない重力や空気の存在を表現しています。
手に触れると浮遊感のある不思議な体験ができます。
「重力環―赤」(作:内田晴之)
数多くのモニュメントや彫刻を手がける内田晴之さんの作品は、
マグネットを使用し磁石の反発力によって微妙な均衡を保つというのが特徴です。
「重力環―赤」は、2000年に凸版印刷株式会社の創立100周年記念事業として
建設されたトッパン小石川ビルに設置されたオブジェ。
円筒と四面体で構成され、
重力と均衡を保つためにそれぞれの内部にマグネットが取り付けられています。
サイズ/8100×1550×1550 mm
DATA
場所/文京区水道1-3-3
アクセス/JR、地下鉄有楽町線・東西線・南北線・大江戸線「飯田橋駅」より徒歩約12分