撮影協力/調布市 案内人/調布市生活文化スポーツ部 産業振興課 商業観光係/田中聖恵さん、佐藤恵太さん
※新型コロナウイルス感染症予防対策を行い、ソーシャルディスタンスを保ち撮影を行いました。
調布駅・深大寺エリアを楽しむ!
武蔵野の豊かな自然や古い寺社が多く残る調布市は、
都心へのアクセスも良く、住みやすい人気のまち。
今回は、そんな調布市の中でも、
京王線・調布駅の地下化で南北の分断が解消され、
再開発に活気づく駅前周辺エリアと、
豊かな緑に恵まれ古い歴史を持つ深大寺エリアを紹介します。
不要不急の外出は控えて、誌面上で調布駅・深大寺エリア散策をお楽しみください。
調布駅エリア
調布駅の地下化によって南北が一体化した駅前には、「買い物・娯楽・行政手続・ビジネス」など、暮らしに必要な要素が集まっています。
調布駅前は商業施設の「トリエ京王調布」や映画館「イオンシネマ シアタス調布」の開業を契機として、人の流れも増え、新しい「にぎわい」が生まれています。開放感のある広場は、市民が利用できる多目的空間となり、様々なイベントの実施や市民の憩いの場になっています。
南北が一体化した駅前
調布市文化会館たづくり
市役所に隣接して建つビルで、図書館、多目的ホール、ギャラリーなどがある調布市の複合施設。12階にある展望ロビーからは、市の西側を一望することができ、夜景もおすすめです。
地上約50m。府中・稲城・多摩方面を中心に、味の素スタジアム、多摩川、よみうりランド、晴れた日には富士山が望めます。
天神通り
調布駅の中央口から北側に進み、旧甲州街道から布多天神社の参道沿いにあるのが、天神通り商店街です。この通りは「鬼太郎に会える通り」として親しまれ、ゲゲゲの鬼太郎やねずみ男、ねこ娘たちのモニュメントに出会うことができます。
商店街を見守る鬼太郎と目玉おやじ
ゲゲゲ忌
調布市の名誉市民である漫画家・水木しげるさんは、調布に50年以上在住し、この地で数多くの人気作品を世に送り出しました。命日の11月30日「ゲゲゲ忌」を中心に、水木しげるさんゆかりの地を巡るイベントなどが開催されています。
布多天神社
少彦名命(すくなひこなのみこと)と菅原道真(すがわらのみちざね)を祭神とする布多天神社は、平安時代中期の文献にも名を連ねる多摩地域有数の古社。本殿、豊臣秀吉の制札、狛犬は市の指定文化財になっています。 厄払いをはじめ、学業成就や、商売繁盛・家内安全などの多くのご利益がいただけるパワースポットとして注目されています。
本殿(調布市指定有形民俗文化財)
本殿は、覆殿に囲まれ直接見ることはできませんが、宝永3年(1706年)に再建されました。
布多天神社狛犬(調布市指定有形民俗文化財)
調布市内でもっとも古い狛犬で、寛政8年(1796)に市(いち)の繁栄と商売繁盛を祈願して建立されました。
御神牛
天神さまの「神使」として知られ、体の病んだ部分と同じところを撫でると病気が治るという俗信・風習があります。
社殿裏の雑木林
布多天神社の社殿の裏にある雑木林は鬼太郎が暮らす森のモデルとされています。普段は一般の人が立ち入ることはできませんが、イベントの時には公開される予定です。
親子けやき
手を当てて願いごとをしながら、木の周りを静かに回ると、「家内安全・家族円満・夫婦相和・子孫繁盛・子授け・安産・縁結び・恋愛成就・仕事出世」などが叶うといわれています。
調布市郷土博物館
武蔵野台地と多摩川の豊かな自然に恵まれた調布は、古くから人々の暮らしが営まれ、たくさんの文化遺産が残されています。博物館のロビーには近藤勇の座像(原型)があり、2階の展示室は調布の歴史や自然、文化など幅広く学ぶことができます。子どもはくぶつかんでは小・中学生を対象に「月見団子づくり」や「しめ飾りづくり」など、地域ゆかりの伝統文化を体験することができます。子どもはくぶつかんの開催内容についてはお問い合わせください。
企画展「調布にオリンピックがやって来た!〜1964年あの頃〜」を1階展示室で9月20日まで開催中(入館無料)。
開館時間/9時~16時
休館日/月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始、館内整理日
入館料/無料
詳しくはホームページでご確認ください。
公式ツイッター @chofu_museum
深大寺エリア
深大寺と神代植物公園の2大スポットは、歴史や自然に触れながら、ゆったり過ごせるおすすめのエリアです。
深大寺
武蔵野の面影が色濃く残る一角に建つ深大寺は、関東でも屈指の歴史を持つ古刹として知られています。その起源は奈良時代、満功上人(まんくうしょうにん)によって創建されたといわれています。
深沙大王堂(じんじゃだいおうどう)
深大寺の名は、西遊記で有名な中国の僧・三蔵法師(玄奘三蔵(げんじょうさんぞう))が天竺(てんじく)へ赴くのを守護した水神・深沙大王に由来します。境内にある深沙大王堂は、この深沙大王を祀ったもの。良縁成就の御利益でも有名な深沙大王堂。毎月17日15時より深沙大王供を厳修しており、多くの参拝者が訪れます。
元三大師堂(がんざんだいしどう)
祀られている元三大師は「角(つの)大師」「豆大師」「厄除け大師」などの別称があり、お札には強い魔除けの効果があるといわれています。 毎日護摩祈願をお受けしております(平日11時・14時、土・日・祝日11時・13時・14時)。
山門
慶応元年(1865)の大火で焼失を逃れた数少ない建物の一つ。茅葺きの趣のある山門は、境内最古の建物です。
釈迦堂
風格ある釈迦堂には、平成29年(2017)、国宝に指定された白鳳仏(釈迦如来像)や国の重要文化財の旧梵鐘など、貴重な寺宝が安置されています。いずれもガラス越しに拝すことができます。
鬼太郎茶屋
深大寺の門前にある『ゲゲゲの鬼太郎』をテーマにした深大寺の名物茶屋。店内では鬼太郎と仲間たち、妖怪をモチーフにしたグッズの販売や甘味を楽しむことができます。
営業時間/10時~17時(火曜日~日曜日)飲食のオーダーストップは16時30分
(妖怪ギャラリーの最終入場は16時45分)
定休日/毎週月曜日(祝祭日の場合は翌日) TEL.042-482-4059
妖怪喫茶
ぬりかべのベンチや妖怪たちがお出迎え。オリジナルの妖怪メニューを楽しめます。
妖怪ショップ
懐かしい雰囲気が漂う駄菓子屋風の店内には、ほっこり楽しげな妖怪たちが並んでいます。ここでしか買えない限定のグッズもあります!
妖怪ギャラリー(2階)
妖怪ギャラリーはまさに妖怪ワールド。水木しげるさんが描いた貴重な妖怪画や「妖怪日本地図」とともに、妖怪たちの世界と「水木ワールド」を堪能できます。
深大寺そば
深大寺のある武蔵野台地は、地下水があちこちから湧き出る、水に恵まれた土地で、そばの生産に向いていました。深大寺そばが評判になり「献上そば」と言われるようになったのは、上野寛永寺の門主第五世公弁法親王が、深大寺そばを大変気に入り、まわりの人々をはじめ全国の諸大名に深大寺そばのおいしさを広めたからといわれています。現在、周辺には約20のそば店が軒を連ね、深大寺の名物になっています。
深大寺水車館
明治時代末期、ここには豊かな湧き水を利用した水車小屋があり、地元の人々がお金を出し合って建てたものでした。調布市内に最後まで残っていた水車を復活したのが深大寺水車館です。 水車館にはつき臼3基とひき臼1基があり、事前に申込むと原材料持込みで実際に玄米を精米したり、そばの実を粉にひく体験ができます。
開館時間/9時30分~17時(4〜10月)、9時30分~16時(11〜3月)
休館日/毎週月曜日、12月29日〜31日 入館料/無料
TEL. 042-481-7656(調布市郷土博物館)
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、当面の間水車小屋内、展示回廊の見学、臼の使用を中止しています。詳しくは調布市郷土博物館にご確認ください。
東京都立神代植物公園
神代植物公園は東京の街路樹などの苗を育てるための畑でしたが、昭和36年(1961)、都内唯一の植物公園としてオープンしました。植物公園として都内最大級の広さを誇り、約48万㎡の園内には約4800種、10万株もの植物が植えられていて、四季を通じて様々な花や植物を楽しむことができます。 園内はばら園、つつじ園、はぎ園をはじめ、植物の種類ごとに30ブロックに分けてあります。なかでも噴水を取り囲むように、多数のバラが咲き誇るばら園の景色は見事です。また、ラン室、ベゴニア室、熱帯スイレン室などが充実している大温室も見逃せません。
開園時間/9時30分~17時。入園は16時まで(大温室・水生植物園は16時30分まで)
休園日/毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月1日)
無料開園日/みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)
入園料/一般・大人500円、65歳以上250円、中学生200円、小学生以下無料
※都内在住・在学の中学生は無料
現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、入園は事前予約制を実施しています。
詳しくはホームページでご確認ください。
カリヨン
大温室の前にある「カリヨン」は、10時から15時の毎時に季節の曲を3曲ずつ奏でます。
映画のまち調布
調布市には昭和10~30年代にかけて多くの映画・映像関連企業が集積し、たくさんの映画が生み出され、「東洋のハリウッド」と呼ばれていました。今でも市内には日活調布撮影所や角川大映スタジオなど多くの映画・映像関連企業が活動しています。小学生を対象とした「子どもたちと映画寺子屋」関連イベントや中学生を対象とした「調布ジュニア映画塾」、高校生が制作した作品をプロの映画関係者が審査をする「高校生フィルムコンテストin映画のまち調布」などを実施しています。 平成29年(2017)、調布駅の近くのトリエ京王調布C館に最新鋭の設備を備えた多摩地域最大級のシネマコンプレックス・イオンシネマ シアタス調布がオープンし、「映画のまち調布 シネマフェスティバル」など映画・映像に関連する多くのイベントが行われています。 また、調布市には映画やドラマのロケ地がたくさんあり、ロケ地観光パネルの設置やロケ地マップも発行されています。話題の映画『花束みたいな恋をした』も、ここ調布を主な舞台として撮影されました。
トリエ京王調布C館
※掲載データは令和3年7月22日現在のものです。「新型コロナウイルス感染症」の影響により掲載している内容が変更される場合があります。